鳩が死んどったり鳥の異変いろいろ

先月の盆過ぎ頃でしたか、博多の街中の路上で鳩がパタリと落ちて死んでました。
飛んでる途中か、留っていた電線から突然落ちてきたかのように。
今月の頭にも、北九州市内でおんなじように突然死みたいな鳩の遺骸を路上で見ました。
フクイチ事故が起きた年とその翌年、鳥の突然死みたいな話や野鳥が全国で激減したなんて話がありました。
野鳥の激減は新聞でも多数報道されたので間違いないです。
そして今日、中間市の路上で今度はトンビかなんか小型の猛禽類らしき野鳥が死んでました。

素人考えなんやけど、普通野鳥は体が弱ってきたら、人の目に付かぬ草むらとかに入り込んでひっそりとその生を終えるのでは?
それが人間の心臓麻痺みたいに、パタッと死んでるのを見ることが続いてます。

熊本の小野できた医師が昨年、「731部隊の人体実験によると、ハトと人間の毒ガスに対する耐性は同じくらい。道ばたにハトが死んでいたら、次は自分の番」とツイートされていました。
「次は自分の番」というか、福岡県内でも突然死、若死にの話を聞くことはもはや珍しくはない。人間の状況と鳩の状況が同時進行しとる。
病気の進行が異常に早い話も原発事故の年から耳に入ってきてました。

数日前、北九州市内で巣立ちに失敗したかのようなヒヨドリの子ども(添付しとる写真みたいな子)が職場の近くにパタッと落ちていました。羽根の関節部分に怪我でもしてるのか、血が滲んでました。鳥好きな同僚が器用にさっと捕まえて何度か木の枝に留らせようとしましたが、すぐに耐え切れず落っこちました。ちゃんとキャッチしてあげましたけどね。このまま飛べない、留まれないでは生きていくことができない。
結局同僚もどうしてあげることもできず、土の上に置いてきました。その間親鳥が口を大きく開けて鳴き続け、我々を威嚇してたのが物悲しかったですわ。
数時間後、様子を見にいきましたが、既にヒヨの子はいませんでした。どうなったんやろ?

まぁ、こんな感じでここんとこ福岡で野鳥の異変が多いというお話でした。

これを読んで「あぁそおなの?たまたまじゃない?」と思う人と、そこから何か考える人とで「枝分かれ」していくな、と勝手に思うてますわ。

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# by theinnforsparrows | 2013-09-09 14:56 | 動植物  

再開します

元管理人の事情により長らく更新していませんでしたが、このたび管理を引き継ぎ再開することにしました。
女性管理人から私、男性に代わりますし、大雑把な性格の言葉使いの悪いおじさんです。
ブログですが、ツイッター代わり、備忘録代わりみたいな感じで書くことも多いと思います。

九州でもフクイチ事故に起因すると思われる健康被害や、環境への影響が出ていることを記録していくこと、放射能を含む化学物質への健康対策を積み重ねていくことが私のこのブログの目的です。

コメントは有意なもののみアップします。忙しいので返事は期待しないでください。揚げ足取りの苦情や攻撃は一切無視します。

福岡県在住です。よろしくお願いします。

# by theinnforsparrows | 2013-09-09 14:03 | お知らせ  

環境省に発した北九州市の健康被害レポート 2

前の記事に続きます。

今回特徴的に見られた症状
●全身、もしくは膝から下だけ、背中だけといった局部的な皮膚の発疹の発生。
これが10名ほどいらっしゃいます。局部的な発生については、いずれの方も診察した医師も原因が分からない、名前が付けられない症状ということでした。福岡市内に住む幼い兄弟も同時に発症しています。
また、腕に直径約7センチに達する紫斑が出ている40代女性、手足に煙草を押し付けたかのような痣が多数現れた60代男性。痣はおそらく全身に出ているだろうとのことです。この男性は急激に体重も減少しており、医師の診断の結果、生命の危険があるということで現在入院されています。
以上を含め、皮膚に異変が出た方が70名中、20名と多数いらっしゃいます。

●さらに、体がだるい、下半身に力が入らない、異常に強い眠気に襲われるという「全身の異常」を訴える方も18名とやはり多数おられます。これは原爆ぶらぶら病と似ていないでしょうか?

●ついで「頭部の異常」です。頭痛や頭の重さに加え、めまい、気が遠くなる、記憶力・集中力の急激な低下など、脳への影響と思われるものを報告された方が23名。中には、自宅の電話番号さえ思い出せなくなった40代男性の方もおられます。

●改めて申し添えますが、これらの症例のほとんどは、焼却開始以降初めて経験したもの、長らく経験していなかったが久しぶりに現れたものばかりです。試験焼却で発症し、いったん治まったが,また本焼却で再発した方もたくさんおられます。
ここで、清掃工場から3キロ以内に住む50代女性の報告を一つ、読み上げます。この方も生まれて初めて経験する症状がいくつも現れました。
「焼却開始の翌日18日、家から外に出る際、高機能マスクを付けていたにも関わらず、胸の奥の方に生まれて初めて感じる痛み。知人の医療関係者に尋ねると、「そこは心臓だ」という指摘。翌日18日は微熱、下痢、倦怠感で何時間も起きられない。その日以降も時折胸の痛みが再発し、夜には呼吸困難に陥ることもある。
10月初旬、足がつり、その翌日には膝から下だけに多数の原因不明の発疹が現れるようになった。いずれも生まれて始めての症状ばかりが続いている。」
なお、その発疹の患部の写真は資料作成者が確認しています。この方はお仕事やご家族があるにも関わらず、ダメージの酷さからやむなく遠方に一時避難されています。

健康異変の全体的な傾向
●これまで各人が経験したことのないかつ医師の診断の付かないような症状が見られること。先に紹介した局部的な発疹、痣、胸の痛み、記憶力や集中力の減退、異常な眠気などです。
また、これ以外でも先に紹介したように東日本で多く見られる内部被曝症状と似た症状が福岡県内でも見られるようになりました。

●それから体調が元々良くない方、体が丈夫でない方、アレルギー体質の方、そして子ども達に特に顕著に健康の異変が現れています。
その一方で体調の変化ほとんどない、まったくない方も多くおられます。
このように現時点では市民の健康状態に二極化の様相を呈していることが挙げられます。しかし自覚される症状のない方も、等しく放射性物質と化学物質が取り込まれているのではないでしょうか。

●また、一つの家族の中で全員に似たような症状が繰り返し発生するということがみられます。
6人家族で、その全員が深刻な体調不良を抱えているケースも複数みられます。原因としては大気や水、食品を媒介して家族全員の体内に有害な物質が入ったことが想像されます。

●そして、東日本から福岡県内に避難されている方々の多くが焼却開始後に体調が悪化しているという重大な問題が発生しています。
そして福岡から、南九州や海外へ再度、避難せざるを得ないという3.11前の日本では考えられないような生活を強いられているご家族が何家族もおられます。「放射能から逃げ惑う、流浪の民」がこの日本で発生しているのです。福島の原発事故が人々を故郷から追い出し、そしてまた汚染がれきが彼らを追い出す。こんな酷いことが一体許されていいのでしょうか。
ここはあくまで現代の日本ですよ。どこかの戦乱が続くような国でも、戦乱の時代でもないのですよ。

結論とお願い
北九州の焼却開始後、公的に設置されたモニタリングポストの空間線量の値が、雨が降るのに合わせて上昇するというケースが福岡県内各地及び山口県などの近隣自治体で見られます。清掃工場のバグフィルターで99.9パーセント捕捉できるのならば、なぜ雨が降るだけで線量が広域で上昇するのでしょうか。
このような地域では、北九州のがれき焼却の影響が及んでいる可能性があります。そうであるならば、健康被害が発生している地域も、非常に広域に及んでいるのではないでしょうか。

しかし北九州市は、山口県や福岡県行橋市など近隣自治体住民からの広域処理説明会の開催要望を、固く拒み続けています。空気に境目はありません。要望が出ればその自治体に出向いて説明会や健康調査を行うのが筋なのではないでしょうか。環境省もそのように北九州市に指導していただくようお願い致します。

私たちは、必ずしも北九州市の焼却とは因果関係が認められなくても、焼却開始と同時にいっせいに体調異変のケースが発生していることから、放射性物質を含む化学物質が清掃工場から漏れ出し、地域住民の健康状態に少なからぬ影響が出ていることは疑いようが無い、と考えています。放射性物質だけに目が行きがちですが、木質がれきに含まれるヒ素、クロム、鉛などの影響も大変大きく恐ろしいものだと私たちは実感しています。

さらには、海外に比べ非常に緩い暫定基準値や産地偽装により、西日本にも流れ込む汚染食品による内部被曝、福島第一原発から何度も直接九州まで届いた放射能プルーム、北九州市で行われている疑いが非常に高い民間企業による汚染がれきや焼却灰の受入などにより、既に北九州市民を含む福岡県や隣県の住民の体や環境は汚染されている可能性が非常に高いと思われます。
がれきを焼却する前から、既に住民の体は放射性物質やその他の化学物質で汚染され、免疫力低下などのダメージを負っているはずです。それに加えて目の前で汚染されたがれきを焼かれるのですから、健康被害が出ないほうがおかしいのです。

私たち住民の体が、がれき焼却前から既に汚染されている有力な状況証拠として、「易骨折」が挙げられます。
福岡県内では昨年から、成年未成年にかかわらず、骨折が非常に多数発生している疑いがあります。
この資料作成者は今年の4月以降、周囲で20例以上の骨折の情報を確認したそうです。また歯が折れる、歯にひびが入るなどの事例も発生しています。資料作成者も今年に入り、2度歯が折れるという経験をしています。

熊本市の開業医、小野 俊一先生も全国で見られる骨折の多発に注目され、易骨折の情報を集めておられますが、骨折の多発の原因はストロンチウム、もしくは放射性銀が壊変した結果できたカドミウムの骨への沈着ではないかと考えていらっしゃいます。
多くの市民の体内にストロンチウムが沈着している、そういう内部被曝状態に加えて、がれき焼却による影響が重なれば、想像も付かないような規模と内容の健康被害が今後発生する可能性があると私たちは非常に大きな懸念を抱いています。

北九州市に元から住む住民、また東日本から北九州に避難していた住民の間でも「脱北」が始まっています。脱北とは「北九州市を脱出する」という意味で私たちが使っている言葉です。
こんな悲しい言葉を使う事態になったのも、行政と経済界、政治家ががれき利権やクリアランス制度の定着、原発維持・推進のための核廃棄物の最終処分場探しといった目的のために、なんら必要もない「超」広域がれき処理を始めたからではないでしょうか?
彼らは国民の生命や健康、子ども達の未来など、二の次どころか、どうでもいい、被害や犠牲が発生しても隠蔽してしまえと考えているとしか、私たちには思えません。
また本来、廃棄物処理に関する事務は自治事務であり、がれき焼却で仮に健康被害が出れる事態となれば、それは北九州市が対応し、必要であれば損害賠償をするべき話なのですが、北九州市は、国が健康被害を補償するなどと、おかしなことを語っています。
また、北九州市はもし健康被害が出て損害賠償を請求するならば、被害者が自らがれき焼却との因果関係を立証せよなどと、これまでの公害問題と同じく弱者を切り捨てるかのようなことを発言しています。市民に因果関係の立証などできはしないと、たかをくくっておられるのではないでしょうか。

先に述べましたように、健康被害の疑いのある症例がこれだけ多数報告されています。焼却開始からわずか2ヶ月足らずの間に、です。
私達は一刻も早く北九州市を含むがれき処理を中止し、現在受け入れ計画中の自治体も北九州市の二の舞をさせぬよう、やめさせるべきであると思います。
そして北九州市や東京都などがれきを焼却している自治体では、周辺自治体を含めた住民に対する健康状況調査、これをすみやかに実施していただきたく思います。
また政府、環境省、北九州市は、広域がれき処理にあたり住民を安全だと騙し続けてきたことを正直に公表し、誠実に全住民に謝罪すべきだと思います。
その上で北橋 健治北九州市長とがれき受入を全会一致で決定したすべての北九州市市議会議員には、引責辞任をお願いしたく思っております。

以上です。

すずめです。
この行政交渉はあらかじめ環境省側から「録画、録音は禁止」と条件が付けられたそうです。
その理由を交渉に参加した方から直接お聞きしました。

「山本 節子さんが広域処理の違法性・不法性を次々と指摘すると、当初は反論していた職員らも次第になんら返す言葉が無くなってきました。」
「交渉に参加した4人の担当職員は、市民代表からの健康被害や広域処理の違法性の訴えを聞くにつれて唖然とした表情をしたり、口をぽかんと開けていました。」
「中には手ががたがた震えていたり、発言するとき声が震えていた職員もいました。」

とのことでした。

おそらくは広域処理の違法性・不法性を指摘されると返す言葉が無い、そのことを環境省も分かっているから、録画・録音を禁止したのでしょう。
また、実際に激しい健康被害が出ていること、そしてその状況を市民が掌握していること、その内容に驚いたのかもしれません。

山本 節子さんは健康被害についても
「がれき焼却ではもっとも激しい被害が出ているのが東京都です。頭の良い人間はもうとっくに東京から逃げ出していますよ!馬鹿な都知事がとんでもないことをしてくれたものです。あなたたちは廃棄物行政のプロなら、なぜ政治家たちの愚行を止めなかったのですか!」
と厳しいお言葉を、職員に発しておられたそうです。

# by theinnforsparrows | 2013-02-10 18:21  

環境省に発した北九州市の健康被害レポート 1

昨年11月16日、ジャーナリスト山本 節子様がお膳立てされ、震災がれき広域処理に反対する全国の市民グループの代表が霞ヶ関に集まり、環境省廃棄物対策課と『行政交渉』を行いました。

この行政交渉の場で、北九州市のグループ『北九の子供を守るネットワーク』の代表の方は、健康被害を訴える役をご担当されたそうです。そこで読み上げられ、環境省に提出した資料が入手できましたので、ここに転載させていただきます。健康被害の全貌が把握できるかと思います。
少し長くなりますので、分けて転載いたします。


(ここから。)
平成24年11月16日環境省交渉
【北九の子供を守るネットワーク】


「北九州市における震災廃棄物焼却開始以降、住民に発生した健康の異変について」

北九州市では、宮城県石巻市の震災廃棄物(以下、がれきと省略します。)の焼却が西日本で始めて開始されました。
焼却開始後、市内の住民はもちろんのこと、遠く福岡市など市外でも健康被害の疑いのある事例が、多数発生しています。
焼却開始の9月17日から11月8日までの間に、約70名の市民から健康被害の疑いのあるケースが集まりました。

これらは私たちが家族、知人、友人らを通じて得た、情報として信頼するに値すると判断した福岡県北部の住民の事例に限った情報です。
しかしインターネット上には、さらに多くの健康被害に関する情報が集まってきています。真偽の確認ができないためここで詳しく紹介はしませんが、大分、山口、島根、香川、大阪などの住民からも体調悪化の情報が届いていることから、北九州市のがれき焼却の影響は、北部九州のみならず遠く中国、四国、近畿地方の住民にまで及んでいる可能性があります。

北九州市を中心とした福岡県北部で発生した症状
繰り返す頭痛、めまい、記憶力・集中力の急激な減退、眼やその周囲の痛み・痒み・腫れ、視力低下、鼻血、止まらない鼻水、口内炎、味覚のまひ、舌のしびれ、のどの痛み、経験のないような喉の違和感、しつこく続く咳、喘息の再発・悪化、リンパ腺の腫れ、心臓もしくはその周辺の痛み、動悸、呼吸困難、下痢、生理不順、体全体もしくは局部的な発疹、アトピーの悪化、紫斑を含む皮膚の痣、頭部の脱毛、風邪などの他の症状を伴わない40度近い高熱、微熱の継続、体の強いだるさ、下半身の脱力感、耐え難く強い眠気、足がつる、膝や手首などの関節の痛み、足の甲などの骨の痛み、腰痛、ひどい肩や背中のこりなどの症状が情報提供されました。
当然のことですが、多くの場合はお一人でいくつもの症例を訴えておられます。

健康の異変をめぐる状況について
9月の焼却開始直後、清掃工場から比較的距離のある北九州市小倉南区の小学校で発生した事例を述べます。いずれも子どもの父兄からもたらされた情報です。
焼却開始翌日の9月18日、その小学校のあるクラスのうち、体調不良で6名の児童が保健室に駆け込みました。翌19日にも2名が保健室へ。そして20日には6名が学校を早退してしまう、という異常な事態となりました。症状としては発熱、咳、喉の痛みなど様々だったそうです。
さらに、同じ小倉南区の別の小学校でも、あるクラスで9月20日に1名が鼻血を出し、5名が保健室に行くという事態が発生しました。
通常、わずか1日でこれだけまとめて子ども達が保健室に駆け込んだり、早退することはあまり起きることではないと思います。このことから北九州市全体では、焼却開始直後に非常に多くの子ども達に体調に異変が起きたことが想像されます。

ちなみによく話題に上る、鼻血を出したという報告は12件。そのほとんどが未成年です。
5月の試験焼却の最中には小倉北区の日明清掃工場に近い、ある小学校にてクラスで1日に9人の児童が鼻血を出すという大変な事態が起こり、担任の教師は公の場で居合わせた多数の人々に対しそのことを告発しました。
担任の教師は学校長にもその事態を報告したにもかかわらず、北九州市役所は「学校から何の報告もあがっていない。」などと言っています。行政の中で誰かが嘘を付いて、もみ消したはずです。
本来、これだけの被害が出れば市内の教育関連施設に対して至急に健康調査を行い、本焼却中止を検討すべきだと思います。
このような試験焼却の際の、健康被害の疑いのある事例が私達の元に50例ほど集まったので、これに医師の所見を添えた上で、レポートとして北九州市環境局に提出いたしました。
しかしその後、なんら回答もないため、私達が担当課長の一人に連絡したところ、「安全ながれきしか燃やしてないのだから、このような健康被害は有り得ない。」として回答も行わないし、焼却中止への検討材料にもしない旨のコメントをしました。
地方自治体の最大の使命は、地域住民の生命と安全を守ることなのではないでしょうか?それがすべてに優先されるのではないでしょうか?私達には、本末転倒としか思えません。

(続く。)

# by theinnforsparrows | 2013-02-10 18:01 | 健康問題  

もう1つの北九州市試験焼却『健康被害資料』 2

1つ前の健康被害レポートの続きです。

☆健康被害の疑いがある事例に接しての感想(住民有志の意見のまとめ)☆

1.震災廃棄物は一般廃棄物扱いされているが、現実には津波で破壊された建築物や機器のがれきが大部分であり、産業廃棄物と同じである。それを北九州市の家庭や事業所から排出される一般廃棄物を扱う清掃工場で焼却すること自体、問題があるのではないか。化学物質を大量に含んだ木質の廃棄物に対応できるのか。

2 .北九州市は焼却施設のバグフィルターで放射性物質の「99.9パーセントを捕集できる。」としているが、静岡県島田市、東京都大田区、福島県福島市の清掃工場では放射性物質がバグフィルターをすり抜けた可能性があることが報告されている。特に島田市では20~40%が放出された可能性があると市民団体が算出し(他の複数の市民も算出)、2月の大阪市議会で「東京都大田区の工場では約36%が行先不明になっていることが推定される、(中略)排ガスについては、約11%が煙突から排出されている可能性が否定できない。」との質疑が出ている。

たとえガス化している放射性物質を焼却炉内で冷却してもすべてを固体に戻せないのではないか。それが静岡、東京、福島において漏出した疑いがあるという結果を導いたのではないだろうか。 「焼却炉の形式がどうであろうとバグフィルターを使うことには代わりはない…。」とする市の複数の環境局担当者の本音も、市民からの問い合わせの中で聞かれているとのこと。

環境省が発表しているバグフィルターによる多くの「不検出・安全」データにおいても、その計測方法について環境ジャーナリストの青木 泰氏は著書の中で疑問を呈している。また、バグフィルターの主要メーカーも市民による聞き取り調査でも放射性物質に対する効果を検査しているメーカー、安全を保証できるメーカーは存在しないことが判明している。環境省以外に関係者でフィルターの安全性をうたう者はいないようである。
バグフィルターは放射性物質どころか、通常の焼却における煤塵でさえ捕集できず大気中に漏出させている事例は、前出の青木 泰氏が紹介している横浜市の栄清掃工場や、東京都日の出町のエコセメント工場の事例でも明らかである。

3. 北九州市は本当に不検出のがれきを持ってきているのか。試験焼却開始後、すぐに大人や学生が鼻血を出した事例が複数見られることから、放射性物質が付着していた可能性と、少量であっても放射性物質が大気中に放出された可能性があると考える。
がれきには、検査されていない放射性物質が付着している可能性が指摘されている。また津波により破壊さ
れた事業所、機械機器から漏出したPCB、ヒ素、六価クロムなどの有害物質や重金属が付着していることも確認されている。海底にあったヘドロも有害物質の付着が確認されている。ごく微量でも、摂取すれば危険な化学物質も存在する。これらが試験焼却で大気中に放出されたことにより、体調に異変が出た可能性があるのではないか。

4. 石巻市のがれきの汚染値の推定の参考になる資料として、昨年8月から12月にかけて行われた放射能防御プロジェクトによる宮城県37箇所の土壌調査結果がある。平均値はセシウム合算平均でおよそ921Bq/kgと高濃度汚染。

この報告資料から石巻市のデータを抜粋する。 (放射能防御プロジェクト 木下 黄太ブログ 2011年12月28日記事から)

場所/採取時期/採取地/Cs134(Bq/kg)/Cs137(Bq/kg)/ Cs合算(Bq/kg)/ 換算(Bq/㎡)
石巻市/8月下旬/庭/440/ 560/ 1000/ 65000
石巻市/8月下旬/庭240/ 310/ 550/ 35750
石巻市(中心部・高台)/ 庭/290/ 390 /680 /44200

宮城県が発表した「災害廃棄物放射能濃度測定調査業務 報告書 平成 24 年 1月」によると、石巻市の災
害廃棄物1kgあたりに含まれる放射性セシウム134と137の平均値は116Bq/kg 。可燃物に限ると101Bq/kgとなっている。 このうち「木質の廃棄物」の汚染度は100Bq/kg を下回るが、その一方で「5mm 未満細塵」の濃度が非常に高く、北九州市が受入れる木質廃棄物からこの細塵を分離できているのか、疑問である。分離は避けられないのではないかという意見もみられる。

北九州市は石巻市の放射性物質不検出のがれきを持ってきたところで、試験焼却の意味をなさないというこ
とをどう考えているのか。この汚染状況にある石巻市で、どのような方法で不検出のがれきを採取したのか。なぜ、せめて平均値に近い100ベクレルに近い汚染のがれきを採用しなかったのか?今後放射性物質が多かれ少なかれ付着しているがれきを受け入れるのであるから、「汚染されているがれきの試験焼却」をやらなければ意味がない。このサンプルを選んだ意図を北九州市に問いただすべきである。

現段階でも福島第一原発からは1時間当たり数千万Bqの放射性物質が放出されている。その一部が被災地に置かれているがれきにも降り注ぎ、付着していないと誰がいえようか。セシウムは付着した物質と分子結合する。このため水洗いなどの除染は限定的な効果しかない。また水洗いにより汚染が水に移行する結果となり、これではなんのための被災地支援か分からない。がれきの除染よりも、水の安全性を守ることの方がずっと大事な話である。
また、放射能防御プロジェクトが検出した土壌の汚染度と、宮城県が発表した災害廃棄物の汚染度に大きな
開きが見られることも疑問に残る。

5. 80トンの廃棄物の試験焼却のみで災害廃棄物の焼却が止まれば、上記に挙げた住民の健康異変は限定的にとどまるかもしれない。しかし今後数年間にわたり年間4万トンも焼却処理をすれば、化学物質や放射性物質の放出が継続され、市民と近隣住民の体内への取り込みが続き、大被害に繋がる恐れを感じている。北九州市は至急全市民と近隣自治体住民に対して、健康被害が出ていないか調査をするべきであり、もし因果関係が認められる事例があれば、受入れを即刻断念し、被害者に対し損害賠償を行うべきではないのか。重篤な被害は内部被爆の数年後、数十年後に発生することが分かっている。そのときになって北九州市役所は、被害に対していったいどう対応するのか。放射性物質が体内に沈着して発症すれば今の医学では対応ができない。本来、責任のとりようなどない話である。だからこそ未然に被爆を防ぐ必要があるのである。

6. 原発内で発生した廃棄物は、たとえ放射性セシウムが100Bq以下の低レベル汚染のものであってもドラム缶に入れて厳重に管理し、搬出後もコンクリートや土で外に漏れ出さないようにしている。このことは朝日新聞が柏崎刈羽原発を取材して報道している。この管理方法については北九州市内在住の原発関連企業の方にも聞きとりして、全国の原発でもおおむね同様の処置がとられているということが確認できている。 しかし北九州市は、100Bq以下は一般廃棄物扱いと杓子定規に解釈して、市街地で仮に低レベルであっても放射能汚染物質を焼却しようとしている。たとえ100Bq以下であっても安全とはいえないからこそ、全国の電力会社でも焼却処理を行わず、厳格な管理を行っているのではないか。

7. 6月4日の北九州市議会・環境建設委員会で、震災がれき試験焼却の各種測定結果が報告され、震災がれきの放射能濃度のうち、約4万6,000Bqがどこへ行ったのか把握出来ていないことが判明した。これに対し市側は「どこに行ったのかは差し控えさせていただきたい」と答弁した。

環境省は「入口の災害廃棄物の放射能量と出口の焼却灰等の放射能量の差分をもって大気中に放出された放射性セシウム量を推計するためには、各放射能濃度や実処理量、実処理時間を正確に把握することが必要であるが安全性を確認する為の通常のモニタリングではこうした情報を正確に把握することが困難」としている。
「差し控えたい」で済む問題なのか。「情報を正確に把握することが困難」で済む問題なのか。環境中に放出された可能性があるのでコメントできないのではないか? 言語道断である。

原爆投下による健康被害の調査資料を米国がすべて自国に持ち去り、「米国の軍事機密」だとして内部被爆など原爆の生物への影響について日本人が調査、研究、発表を一切禁止したことが、長年広島で被爆者の治療を行ってきた肥田 舜太郎医師の証言で明らかになっている。

さらに米国が「低線量被爆は体に影響がない」と全世界に放送させたことも判明している。日本政府はいまだにこの米国の隠ぺいと嘘に加担し続けている。このような真実が明らかにされない状況下では、政治や行政が被爆から国民を守ってくれることなど期待できない。だから汚染されたがれきを焼却するなどという暴挙に出るのである。ただ大部分の自治体が受入れを拒否したのは、住民を守ろうとする当然の対応であり、せめてもの幸いである。なぜこれが北九州市など一部の自治体にはできないのか。住民を守ろうとできないのか。

参考:チェルノブイリ症候群
(特定非営利活動法人チェルノブイリへのかけはしの公式サイト&ブログより)

A:身体症状→環境中に放射性物質が拡散したことによる、外部・内部被ばくの主な症状→放射能のせいかどうか白黒つけられない!

全体的な抵抗力の低下により、様々な症状が起こってくる。個人の弱いところ、「持病が悪化」する。血液検査で対して異常がでてこないことが多い。市販の対処療法的な薬が聞かない。放射線量の高い低いに関係性が見いだせない。

1)頭:頭痛、めまい、ぼうっとする、考えがまとまらない、ハイになる、うつになる、計算ができなくなる、多動様、二世においては少し知性に異常がでる、ノイローゼ、てんかん。
2)粘膜:目、鼻、口、喉、声帯、性器関連の炎症が繰り返される。
目は子供にも白内障がのちのち増える、声帯が痛んで声がでなくなる。くりかえしおよび多発する口内炎。鼻:線量の高い低いにかかわらず、子供大人にかかわらず出る鼻血、あるいは異常な色の鼻水。歯茎からの出血。虫歯の悪化。
3)肺:咳、色のついたタンが止まらない。カラ咳。風邪と違う。あるいは繰り返す風邪。風邪が治らず気管支炎、肺炎と繰り返して入退院するようになる。喘息になる。子供は特に肺炎にかかりやすくなる。
4)胃腸:下痢あるいは軟便が長期にわたり続く。胃の上部がしまった感じで食べ物が入って行かない、食欲が無い、吐き気、嘔吐、揚げ物がむかつく、量が食べられなくなる。胃がいたくなる。
5)疲労感:突然襲ってくる、身体がだるいことが続く、眠くて仕方がない、立ってられない、子供の場合はゴロゴロしている。今まで感じたことのないだるさ。→原爆ぶらぶら病にとてもよく似ている。
6)脱毛:徐々に抜ける場合もある。
7)腎臓:夜中に腰の上あたり、腎臓のあたりが激痛が走るようになる。押すと少し楽になるが、ときどき起こる。腎臓炎、膀胱炎など。おねしょ。
8)耳:中耳炎を繰り返すようになる。
9)皮膚:アレルギー症状の悪化、手の皮が向ける、傷が治りにくい、ヘルペス。皮膚が弱くなる。
10)心臓:大人も子供も心臓が痛くなる、病院に行って心電図をとってもらうが異常がでない。夜中に踏まれたように胸が痛くなる。血圧異常が大人にも子供にも起こる。息が切れるようになる。パタンと倒れる。老若にかかわらず突然死。
11)関節痛、あるいは骨の痛み、骨の異常。
12)生理不順、出血異常。女性器に関するトラブル。乳がんなどの増加。
13)甲状腺の異常、腫れ。
14)リンパ節の腫れ、特に首や脇の下。
15)その他:発熱など、神経反応の異常、ホルモンの異常、内分びつの異常。
16)出産の異常、分娩の異常、出生率と死亡率の逆転(汚染地域)

B:医師の所見および社会的見解の主な特徴→個人で解決するように導かれる

事故前は、微量の放射能であっても、危険であるというのが、一般常識だったが、 環境中に大量に放射能が放出され、食べ物や水、空気にも放射能が含まれてしまうと、医師の見解は急に、精神論を強調するようになる。
放射能は直接、『遺伝子を傷つける』ものであるが、「放射能に対する恐怖心が病気の原因です」と、個人の責任に転嫁する。あるいは「それは放射能のせいではない」「因果関係がつけられない」と、責任ある発言を避けるようになる。
個人の血液や全身の放射能値を測定してもデータを本人に開示しないで、秘密にする。それでいて追跡調査
の対象にされる。
社会的に、黄色信号、赤信号が点滅中。誰も補償してもらえないで、検査だけされていく。
実際に「放射能のあるものを食べて、病気にならなかったというデータを見せて下さい」と言っていみると、「チェルノブイリでは癌や白血病は増えていない」(by IAEA)のデータが公的なものになる。病気が癌や白血病でしか語られなくなっていく。その他の症状は抹殺される。医師が自由に発言できなくなる。外国の医師や研究者、援助に頼るようになる。

C:エネルギー危機を叫んで、原発の推進→事故の収束宣言(内外に対して)

D:汚染地から逃げたいのに逃げられない→国家の棄民政策。 さらに汚染食品を食べることを黙認される。

これらが、原発大規模事故症候群としてまとめてみました。身体的にも、医学的にも、政治的にも、社会的にも、誰にも頼れない、解決不能な状態が起こる。因果関係の立証が困難であること。これはすべてチェルノブイリで起こったこと。(ここまで。)

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環境局循環社会推進部 循環社会推進課
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保健福祉局総合保健福祉センター 保健所医務薬務課
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TEL (093)582-2127 FAX(093)562-0710
文責:子を持つ某北九州市民

# by theinnforsparrows | 2013-01-14 17:05