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チェルノブイリ森林火災の二の舞!?

9月21日西日本新聞朝刊からの記事を抜粋、要約。
「20日午前9時55分ころ、北九州市若松区響町一丁目の金属スクラップ業「アールジェイ商事」から出火。屋外に積んでいた金属スクラップ約30立方Mが燃えた。若松署はスクラップの仕分け作業中の衝撃で出火したとみている。金属スクラップなどを扱う施設での火災は各地で相次いでおり、北九州市内では昨年度8回、本年度も今回が5回目。」(以下省略)
友人も言ってましたし、私も思うのですが、以前なら市内でこんなに金属がれきの火災なんて起きてませんでした。去年から異常に多発してます。去年は博多港でも大規模な家電、金属がれき火災が起きました。
なぜ金属がれき火災が増えたのか、その理由らしきものをNHKが報道してました。

【追跡“金属スクラップ火災” 知られざる危険性・背景を探る】←クリック

この番組によると2012年は、金属がれき火災は全国で少なくとも20件発生。前の年の3倍増だそうな。
本来、金属がれきとは、工場から出る鉄くずなどを集めたものだけど、ここ数年、金属の中に家電製品など燃えやすいもの、バッテリーや電池が混ざるようになり、それが火災の原因になっているとみられているとか。ちなみに家電に内蔵されてるリチウム電池に80センチの高さから5キロの重りを落とすと、爆発するらしい。金属がれき置き場では、重機による積み上げや移動で、頻繁に衝撃が加わりリチウム電池が爆発し、家電に火がつく可能性がある、と。関係者によるとリーマンショックで経済が冷え込み、工場が出す鉄くずなどが激減。その埋め合わせに、分解すれば金属が取り出せる、廃家電が集められるようになったのだとか。確かに住宅地で『廃家電無料で収集します』という看板を立てた商売がここ数年目立つようになりました。b0260454_15442834.jpg

家電が燃えれば当然有毒なガスが発生し、煙に乗って周辺に影響を与えるでしょう。困ったものです。

金属がれき火災の原因が本当に家電なのか、そうでないのか、家電以外の他の要因もあるのか・・・?
2011年の秋頃から福岡県内では金属がれきを運搬する産廃トラックを目にすることが非常に増えました。金属がれき以外の廃棄物を運ぶ産廃トラックやトレーラータイプの車両もめちゃ増えてんだけどね。
特に2012年の2月頃からさらにこれらのトラックが大激増。特に北九州市内。この増えたトラックはまず間違いなく東日本の放射能汚染された廃棄物を九州に持ってきている。下水汚泥、ごみ焼却灰etc。
だから、金属がれきを東日本の津波被災地から運んでいるのではないか?それも燃えているのではないか?それらが、より金属がれき火災を拡大させる原因となっているのではないか、とちぃっとばかり疑ってんですけどね。
津波によるヘドロ、化学物質、市街地に存在した様々なごみなど有機物が付着した結果、金属にも火がまわりやすくなる。いったん電池やバッテリーから出火した後、津波がれきが火災が拡がる原因なのではないかと。津波被災地でもがれきの仮置き場でガスが発生して自然発火してましたよね。被災地ではがれきの山を低くすることでガスが発生しにくいようにして、自然発火が減ったらしいけど、北九や糟屋郡などでよく見る鉄くずの山、なんだかすごい積み方しています。高くそそり立ってて何かの拍子に崩壊しそうな山も見られます。あんなに山積みしてはガスも発生してるかもしれません。

で、怖いのは津波被災地の金属がれきが火災で燃えるとしたら、当然セシウムなど放射性物質も飛散するわけです。津波に巻き上げられてがれきに付着していたヒ素なんかも飛んでいく。
私の想像どおりだとすると、金属がれき火災はチェルノブイリの知られざる悲劇「放射能汚染森林の大火災」と同じ効果を生むことになります。
【火災が放射能を拡散させたチェルノブイリ 環境ジャーナリスト山本節子講演】←クリック
この講演から山本さんのお話を一部抜粋します。
「チェルノブイリで1995年に大火災が発生した。この火災の煙の中に何があったのか。調査の結果、PMが放射能を含んでいることが分かった。そのPMに含まれる放射性物質はプルトニウムだった。政府は福島原発で1番の問題はセシウムと言っているが、新潟県知事はストロンチウムも出ていると指摘している。政府はプルトニウムが出ても少しだと言っているが、チェルノブイリの結果ではプルトニウムが1番多かったという結果になっている。
 森林火災で発生したPMにはいろんな核種が入っていることが分かった。最大の核種はプルトニウム。結局、PMを含む煙にさらされると、そこに住む住人、煙の進行方向に当たった住人は内部被ばくのリスクに常にさらされることになる。そして、煙は何千キロメートルも旅をする。
 論文の結論は、事故で周辺の地域は大きな被害を受けた。ところが、即時的な被害だけでなく、何年も経ってから起きる火災でダメージが増幅されていることが分かった。長期にわたる環境影響は否定できない。」

もう一つ、ブログ【一日一回脱原発 & デモ情報in大阪】さん2012年12月30日記事
【山本節子講演『がれき焼却で、なにがおきるのか』PM2.5の危険性を知ろう】←クリックから抜粋転載。
(ここから)
「ウクライナでは20%が森林で80%農地だった。しかしその20%の森林地帯の火災がウクライナ全域に放射能をふりまいているということが分かった。
チェルノブイリの汚染は原子炉の爆発だけで汚染されたと思っていたが、それは誤解だった。いったん降り積もった放射性物質が、山火事や森林火災や農地火災によって定期的にふりまかれていた。最初の爆発による放射能の拡散より、おそらく火災による拡散の方がPMが沢山出てくる。それが怖い。だから燃やしてはいけない。(管理人注:放射がれきを燃やしてはいけない、ということだろう)
火災の煙は非常遠くまで飛ぶ。チェルノブイリ周辺の火災による、放射能を含む煙の長距離移動はスウェーデンの地上モニタリングポストでも観測されている。
1972-85年(原発事故前)の間、セシウムレベルが高かったのは5月。これは大気中核実験の降下物による。しかし1987-2000のセシウムのピークは4月と10月で、原発事故のあと降り積もった放射性物質が火事により拡散したことは明らかである。」(ここまで)

原発は事故もだけど、事故の後にこういう問題が延々と続くわけ。だから作っちゃいけなかった。

話を元に戻しますが、9月20日に若松区でがれき火災が起きた日の午後、若松区の国道199号を小倉方面に車で走っていた知人女性は「運転中に胸が痛くなり、頭がぼんやりしてきた。帰宅すると鼻血が少しでた」とのこと。後からこの火災のことを知り、彼女も体調の異変に納得していました。化学物質に敏感な方です。
周辺住民や、いつも現場に行く若松消防署の隊員さん方、若松署の警官さん方、体調おかしくなってませんかね?今顕在化しなくても先々で影響が出ないとも限りません。
金属がれき火災がなくても、原発事故以降、若松区の住民の体調異変の情報は多数入ってきています。「若松に行くと毎回頭痛がする」とか「周りで突然死が多い」だとか。

最後に。こういう情報もあります。
【2012年.9月.10月だけで雑品船の船舶火災が4件も発生】←クリック
4件とも船の積荷は金属がれきだったんですと。

by theinnforsparrows | 2013-09-24 16:40 | 廃棄物